「頂き女子」 金受け取った罪に問われている元ホスト 初公判

SNS上で「頂き女子」を自称していた被告から、詐欺の被害金と知りながら金を受け取った罪などに問われている元ホストの裁判が名古屋地方裁判所で始まり、検察は、いわゆるパパ活で詐欺をしているという説明を受けていたと指摘しました。
東京・歌舞伎町にあったホストクラブの元店員、田中裕志被告(26)は、SNS上で「頂き女子“りりちゃん”」を自称していた渡邊真衣被告(25)から、詐欺の被害金と知りながらホストクラブの飲食代として金を受け取っていた罪などに問われています。
22日の初公判で、田中被告は起訴された内容を認めました。
検察は冒頭陳述で、「被告は大学卒業後、ホストとして働き始め、3年前の3月ごろ、渡邊被告と知り合った後、指名を受けるようになった」と述べました。
そのうえで、「被告は、渡邊被告から、『収入源の1つとしていわゆるパパ活をしていて、詐欺だ』と説明を受けていた」と述べました。
「頂き女子」の事件で、渡邊被告は1億5000万円を超える詐欺などで起訴されていて、裁判が続いています。