名古屋鉄道 人手不足に備え2025年度の採用数を大幅に増加

名古屋鉄道は2025年度に入社する社員の採用数について、およそ30年ぶりの規模となる235人まで増やすことを決めました。
今後、定年退職者の数がピークを迎える見通しで、将来的な人手不足に備えるためだとしています。

名鉄の発表によりますと2025年度に入社する社員の採用数について235人とすることを決めたとしています。
2023年度入社の社員は150人程度で、これに比べると大幅な増加となり、およそ30年ぶりの規模だということです。
名鉄によりますと、鉄道の現場で働く職種はおよそ半数が50代以上で占められ、今後10年から15年のうちに定年退職者の数がピークを迎える見通しです。
今回の採用増加はこうした将来的な人手不足に備えることが目的だとしていて、再来年度に入社する社員の初任給についても引き上げを実施する計画です。
具体的には大卒の場合、鉄道の現場で働く職種で現在よりも月額2万円以上、総合職は年収ベースで現在に比べ10%以上引き上げて処遇改善を図り、人材確保を進めたい考えです。