地域の文化親しんで 転入者に博物館無料券 三重・伊勢

三重県伊勢市は、転入者に地域の文化に親しんでもらおうと市営の博物館3か所が無料になるチケットの配布を始めました。

伊勢市は、年間およそ3000人いる転入者に地域の文化に親しみ、魅力を感じてもらおうと、市営の博物館3か所を無料で利用できるチケットを2月19日から配付しています。
無料となるのは、歴代の皇族などが、かつて宿泊や休憩で利用した「賓日館」と地元ゆかりの政治家で「憲政の神様」とも呼ばれた尾崎行雄を紹介する「尾崎咢堂記念館」それに、伊勢神宮の参拝者をもてなすための物資を供給し、「伊勢の台所」として栄えた河崎地区の歴史を紹介する「伊勢河崎商人館」です。
チケットは、伊勢市役所の戸籍住民課や支所の窓口で、転入の手続きを行った際に、世帯の人数分受け取ることができ大人の場合で100円から350円かかる博物館の入館料が無料になるということです。
伊勢市文化政策課の増田研一郎課長は「博物館を訪れることで多様な歴史文化に触れて、伊勢の魅力を感じてもらいたい」と話しています。