愛知 豊明 少年院「豊ケ岡学園」来年3月廃止 施設老朽化

愛知県豊明市にある少年院「豊ケ岡学園」が、収容者数の減少や施設の老朽化などのため、来年3月で廃止されることになりました。

豊明市前後町にある少年院「豊ケ岡学園」は、昭和12年に少年保護の団体として設立され、昭和24年から少年たちを短期間収容する国の施設となりました。
現在は家庭裁判所が比較的短期間で更生が可能だと判断した少年や保護観察中に指導が必要だと判断された少年などを6か月以内の期間収容していて、2月14日現在、11人、収容しているということです。
名古屋矯正管区によりますと、豊ケ岡学園は90人まで収容できますが、年々、収容者は減少し、この2・3年は定員の1割程度の状態が続いているということです。
施設を所管する法務省はこうした収容者数の減少や施設の老朽化などを理由に、来年3月末に「豊ケ岡学園」を廃止することを決めました。
現在収容されている少年は廃止までに退院する予定で、今後は、愛知県瀬戸市にある瀬戸少年院に機能が集約される見通しだということです。