名古屋市除く市町村 金品授受は確認されず 愛知県

名古屋市教育委員会が、教員などの団体から、毎年、校長に推薦する教員の名簿とともに金品を受け取っていた問題に関連し、愛知県は、名古屋市を除く県内の市町村の教育委員会に確認した結果、いずれも金品の授受は確認されなかったと発表しました。

名古屋市教育委員会では、毎年、市立の小中学校の校長や教員で作る団体から、校長などに推薦する教員の名簿とともに現金や商品券を受け取っていたことが明らかになり、名古屋市は、第三者のほか、河村市長も入った調査チームを設ける方向で調整を進めています。
この問題を受けて、愛知県教育委員会は、名古屋市を除く県内の53市町村の教育委員会に確認した結果、いずれも金品の授受は確認されなかったと発表しました。
確認した期間は、市町村によってばらつきがあるものの、10年から20年程度さかのぼって調査したということです。
また、愛知県教育委員会では、24年前までさかのぼって調べた結果、金品の授受はなかったとしています。
愛知県の大村知事は記者会見で、「愛知県教育委員会の管理職の任用については、引き続き厳正行う」と述べました。