JR飯田線踏切で列車と車衝突 愛知・豊川

13日の夜、愛知県豊川市のJR飯田線の踏切で乗用車が列車と衝突する事故があり、車を運転していた女性が死亡しました。
事故の影響で先頭車両の一部が脱線し、JR飯田線は一部区間で運転できなくなっています。

警察によりますと、13日午後7時半ごろ豊川市豊川町のJR飯田線の鈴与踏切で上りの2両編成の普通列車と乗用車が衝突しました。
この事故で乗用車を運転していた市内に住むブラジル国籍の39歳の女性が病院に搬送されましたが、およそ2時間後に死亡が確認されました。
列車に乗っていた乗客およそ20人にけがはありませんでした。
現場は警報機と遮断機がある踏切で、JR東海によりますと事故当時、踏切は正常に動いていたということです。
また、警察によりますと、列車の運転士は「踏切の中で車を見つけて急ブレーキをかけたが間に合わず衝突した」と話しているということです。
警察は事故の状況を詳しく調べています。
JR東海によりますと、事故の影響で先頭車両の一部が脱線し、JR飯田線は豊橋駅と新城駅の間の上下線で14日も復旧作業のため始発から運転できず、再開は夕方以降になる見込みだということです。