死体遺棄罪に問われた元ホストの初公判 無罪主張

名古屋市のマンションでクローゼットの中に住人の42歳の男性の遺体を遺棄したとして、男性が経営していた店の元従業員と、知人の元ホストが逮捕・起訴された事件で、このうち元ホストの裁判が6日から名古屋地方裁判所で始まり、「一切関わっていない」と無罪を主張しました。

起訴状などによりますと、名古屋市中区の元ホスト、小山直己被告(23)は、令和5年10月、名古屋市中区新栄のマンションの部屋で、この部屋に住む古物商の42歳の男性の遺体を、男性が経営していた店の元従業員、内田明日香被告(30)と共謀して毛布で包み、クローゼットの中に隠したとして死体遺棄の罪に問われています。
6日、名古屋地方裁判所で開かれた初公判で、小山被告は、「私は一切関わっていません」と述べ、無罪を主張しました。
検察は冒頭陳述で、「内田被告は小山被告をナンバーワンホストにしようとホストクラブに通って多額の現金を支払っていた。小山被告も内田被告に現金を工面させ、来店するよう求める関係だった」とした上で「内田被告は男性の遺体が重くて動かせず、小山被告に遺体をクローゼットに隠すのを手伝ってほしいと頼み、小山被告はこれに応じた」などと説明しました。
内田被告の初公判は8日開かれる予定です。