愛知 西三河地域 県・市・町が連携し上下水道事業一本化へ

愛知県西三河地域での上下水道事業について、愛知県はより効率的な運営を目指し、県と市や町が別々に行っていた運営を一本化する方向で調整することを決めました。

上下水道の事業は、水道管や浄水場などの施設の老朽化が進んでいる上、人口の減少によって料金収入が減る見通しで、今後、経営環境がより厳しくなることが予想されています。
このため、愛知県は矢作川流域を中心とした西三河地域で上下水道事業をより効率的に運営することを目指し、県と10の市や町などが別々に行っていた運営を一本化する方向で調整を進めることを決めました。
上下水道事業で県と市や町が連携するのは、全国で初めての取り組みだということです。
県は、今後、関係自治体との協議会の設立に向け、ことし6月までに組織のあり方のほか、運営を一本化した場合のコスト削減や脱炭素化の効果について具体的な協議を始めたいとしています。