バスケットボール 金沢武士団が被災後初の公式戦 岐阜と対戦

能登半島地震の発生後公式戦が中止されていたバスケットボールB3の金沢武士団が、3日、岐阜市で岐阜スゥープスと試合を行いました。
武士団にとって被災後初めての公式戦には石川県内のファンも招待され声援を送りました。
B3リーグの金沢武士団は、能登半島地震で震度6強の揺れを観測した石川県七尾市が拠点で、リーグではチームとしての活動を再開できるまで予定していた試合を中止していました。
被災後、初めての公式戦となる岐阜スゥープスとの試合が3日午後、岐阜市内の体育館で行われ、試合前には両チームの選手が募金活動を行って、来場者に被災地への支援を呼びかけました。
募金した岐阜スゥープスのファンは「ボランティアは難しいので、何かできることをと思い募金しました。きょうはどちらのチームも応援したい」と話していました。
試合は第3クオーターまでは金沢がリードしていましたが最終クオーターで岐阜が逆転し最後は88対87という僅かな差で岐阜が勝ちました。
会場には石川県内の武士団のファンも招待され中止期間を乗りこえ躍動する選手たちに声援を送っていました。
武士団のファンは「久しぶりに日常を感じられ選手たちに感謝しています」などと話していました。