愛知県教委 女性の部屋をのぞき撮影した教諭 停職6か月

愛知県教育委員会は、面識のない女性の部屋を繰り返しのぞきこみ、スマートフォンで撮影したとして、東郷町の県立高校の30代の教諭を、停職6か月の懲戒処分にしました。
愛知県教育委員会によりますと、県立東郷高校の33歳の男性教諭が、去年7月から8月にかけて、帰宅途中に刈谷市内のアパートの部屋を繰り返しのぞきこみ、この部屋に住む面識のない20代の女性をスマートフォンで撮影したということです。
教諭は、去年12月、簡易裁判所から罰金50万円の略式命令を受けました。
教諭は「孤独感やストレスを抱えていて、のぞきをすることで気持ちが楽になるのではないかと考え、やってしまった」などと話しているということです。
県教育委員会は、この教諭を、2日付けで停職6か月の懲戒処分とし、教諭は依願退職しました。
また、県教育委員会は、顧問を務める剣道部の部員に「赤ちゃんと一緒だ。おむつでもはいておけ」と侮辱的な発言を繰り返すなどした西三河地方の32歳の中学校教諭と、児童の頭をたたき、鼓膜が破れるなどの大けがをさせた豊田市の46歳の小学校教諭をいずれも戒告の懲戒処分としました。
愛知県教育委員会は「事案を重く受け止め、不祥事の根絶を図っていきたい」としています。