「頂き女子“りりちゃん”」所得税法違反の罪で起訴

SNS上で「頂き女子」を自称し、男性に恋愛感情を抱かせて合わせて1億5000万円余りをだまし取ったなどとして詐欺などの罪に問われている25歳の被告が、だまし取って得た所得を申告せずおよそ4000万円を脱税したとして、名古屋地検特捜部は1日、所得税法違反の罪で起訴しました。

起訴されたのは、住居不定・無職の渡邊真衣被告(25)です。
渡邊被告は、SNS上で「頂き女子“りりちゃん”」を自称し、マッチングアプリなどで知り合った男性に恋愛感情を抱かせた上、金銭的に困っているなどとうそを言って、あわせて1億5500万円余りをだまし取ったなどとして、詐欺などの罪に問われ裁判が続いています。
特捜部によりますと、このうち、令和4年までの2年間に得たおよそ1億1000万円の所得について、期限までに申告せず、所得税およそ4000万円を脱税したとして、所得税法違反の罪に問われています。
特捜部は、1月19日に名古屋国税局から告発を受け捜査を進めてきたということです。
認否については明らかにしていません。
不正に得た金は、ホストクラブなど個人的な遊興費に使われていたということです。