愛知県で2機目のドクターヘリ配備で記念式典

愛知県で配備される2機目のドクターヘリが来月から本格的に運用されるのを前に、28日、愛知県豊明市で記念の式典が行われました。

医師などが乗り込んで患者の元へ向かい、治療しながら搬送にあたるドクターヘリについて、愛知県では2機目が豊明市の藤田医科大学病院に配備されることになり、本格的な運用が来月1日から始まります。
これを前に、28日、藤田医科大学病院で記念の式典が行われ、愛知県の大村知事が「愛知県にかぎらず、広域で運用してもらって、多くの県民、市民の命を救っていただくようお願いしたい」とあいさつしました。
愛知県によりますと、県内のドクターヘリは、これまで長久手市にある愛知医科大学病院に1機が配備されていましたが、出動要請が重なるなどして対応できなかったケースもあったということで、2機目の導入で対応できない案件を大幅に減らすことが期待されています。
また、新たに導入される機体は1機目よりも大型の機体で、人工心肺などの医療機器を載せて患者を治療しながら搬送もできるということです。
藤田医科大学総合救急内科の岩田充永教授は「機動性を重視したうえで大型の医療機器を積めるようになったので、より多様な症状の患者に対応していきたい」と話していました。