名古屋市 還付通知書1500件余送付できず 入力忘れ原因

名古屋市は、後期高齢者医療の保険料や介護保険料などを多く納付した人に送る還付通知書について、システムへの入力忘れなどで、あわせて1500件余りを送付できていなかったことを明らかにしました。

名古屋市によりますと、各区役所で後期高齢者医療の保険料を多く納めた市民に、還付を知らせる通知書を送っていなかったことが発覚したことから、介護保険料や国民健康保険料についても調査したところ、送付漏れがあわせて1500件余りあったことがわかりました。
内訳としては、▼後期高齢者医療の保険料が、5年間で1100件余り、▼介護保険料では、6年半でおよそ400件、▼国民健康保険料が、2年半で3件となっています。
市によりますと、過大徴収の多くが、すでに亡くなった人の年金から天引きしていたもので、還付通知書を送付する担当者が、送付先のリストを受け取ったままシステムに入力し忘れていたことが原因だということです。
各区役所では、すでに通知書を送って還付の手続きを進めているということです。
名古屋市は、「市民の皆さんに多大なご迷惑をおかけし申し訳ありません。再発防止を図っていきます」としています。