地震で被害の富山・氷見から小学生 岐阜・高山でスキー交流

岐阜県高山市で19日、地元の小学生と能登半島地震で被害を受けた富山県氷見市の小学生が、スキーを通じて交流しました。

高山市の栃尾小学校と本郷小学校、それに富山県氷見市の灘浦小学校はお互いの地域の魅力を学ぼうと、3年生や4年生は氷見市の海で、5年生と6年生は高山市のスキー場などで、交流行事を行っています。
高山市の平湯温泉スキー場には「大好きな氷見の日常が元に戻りますように!」などのメッセージが書かれた横断幕が掲げられ、氷見市の小学生を出迎えました。
およそ50人の子どもたちは10のグループに分かれて、スキーを体験し、高山市の小学生がスキーが不慣れな氷見市の小学生に滑り方などを教えていました。
氷見市の灘浦小学校の女子児童は「アドバイスをくれたり、“頑張れ”などと声を掛けてくれてうれしかったです」と話していました。
灘浦小学校の池田充良教頭は「地震の影響で参加できるか心配でしたが、子どもたちに少しでも笑顔になってほしいと参加を決めました。交流の楽しさを存分に味わってほしい」と話していました。