春闘 持続的な賃上げに向け愛知県版の政労使会議を開催へ

ことしの春闘に向けて持続的な賃上げの実現に向けた環境を整えようと愛知県の大村知事も参加する行政、経済界、労働界の3者のトップ会議が2月1日に初めて開催されることが関係者への取材で分かりました。

関係者によりますと会議の名前は「愛知会議」で、愛知県の大村知事、経済界からは愛知県経営者協会の大島卓会長、労働界からは連合愛知の可知洋二会長がそれぞれ参加する予定だということです。
春闘に向けては2月中旬から交渉が本格化するのを前に例年、愛知県では労使トップの懇談の場が設けられていましたが、春闘に向けて行政や経済界、労働界のトップ会談が実現するのは県内では初めてだということです。
会議の中では県内企業の賃上げの動きを持続させていくほか、特に中小企業の賃上げの実現に向けて人件費分を製品の価格に上乗せする「価格転嫁」を企業間で推進する取り組みなどについて議論する予定です。
賃上げに向けては政府も財界や連合のトップらが出席する「政労使会議」を開いていて、県内でも同様の協議の場が設けられることで中小企業も含めた持続的な賃上げの実現につながるか注目されます。