岐阜 飛騨 古川町の「三寺まいり」被災者思い祈る人も

岐阜県飛騨市では、着物姿の女性が3つの寺をお参りし縁結びなどを願う「三寺まいり」が15日に行われ、訪れた人のなかには能登半島地震の被災者のことを思って祈ったという人もいました。

「三寺まいり」は、親鸞聖人を偲び、毎年1月15日に飛騨市古川町の3つの寺をお参りする伝統行事です。
明治時代からは、参拝した男女の出会いの場ともなり縁結びを願う行事としても知られています。
町の中心部には、高さが1メートルから2メートルほどの雪で作ったろうそく40本が並べられ、古い町並みが幻想的に照らし出されました。
また、町内を流れる川沿いには、およそ1000本の和ろうそくが並べられ、着物姿の女性たちが願いをこめて手を合わせていました。
40代の女性は、「いい出会いがあるようにと、これから大きな地震がないように祈りました」と話していました。
別の40代の女性は、「家族の健康と能登半島地震で、被害を受けた人たちが、安らかに暮らせる日が来ますようにと祈りました」と話していました。