消防署員が勤務中にスマートフォンで賭けトランプ 愛知・犬山

愛知県犬山市の消防署の署員6人が、年末から年始にかけての勤務中にスマートフォンを使って賭けトランプをしていたことが分かり、犬山市消防本部は警察に刑事告発したうえで、今後、処分する方針です。

犬山市消防本部によりますと、今月10日、「大みそかから元旦にかけて消防署員が金銭を賭けてトランプゲームをしていた」などと情報が寄せられ、聞き取り調査をしたところ、20代から30代の消防署員6人が事実関係を認めたということです。
去年の大みそかと今月8日の勤務中に、消防署の事務室で、スマートフォンを使ってトランプゲームの「大富豪」を行いかけ金を設定していたということです。
受け渡されたのは2日間であわせて3200円だったということで、聞き取りに対し、全員が「年末年始は業務にゆとりがあり楽しいことをしたかった」などと話しているということです。
犬山市消防本部は、火災や救急搬送の出動に影響はなかったとする一方、「賭博」にあたるとして警察に刑事告発したうえで、今後、処分する方針です。
犬山市消防本部からは、能登半島地震の被災地に署員が派遣されているということで、犬山市の原欣伸市長は、「市民の皆様や能登半島で不眠不休で活動されている皆様に深くおわび申し上げます。再発防止に取り組み、信頼を取り戻すことに全力を尽くしてまいります」などとコメントしています。