藤田医科大学 避難所の運営担うため石川県穴水町に教職員派遣

愛知県豊明市にある藤田医科大学は、能登半島地震で被害を受けた石川県穴水町にある避難所の運営を担うことになり、13日午前、最初のメンバー4人が出発しました。

被災地に向けて出発したのは、藤田医科大学の教職員4人で、穴水町にある250人ほどが避難する避難所で、名古屋市のNPO「レスキューストックヤード」とともに避難所の運営を担うということです。
出発を前に、2台の車に炊き出し用の米や野菜のほか、避難所の衛生環境の改善に必要な物品を積み込んでいました。
派遣される1人で防災教育センターの若月徹副センター長は見送りの職員を前に、「避難所はかなり劣悪な環境が続いていて、管理している人が疲弊し、人員が足りない現状がある。町やNPOの人たちと調整しながら活動を進めていきます」と挨拶しました。
藤田医科大学は、すべての教職員と学生が防災士の資格を取得する取り組みを進めていて、今後防災士の資格のある教職員が5日ごとに交代しながら2、3か月、支援を続けるということです。
藤田医科大学の湯澤由紀夫学長は「大学ではこれまで避難所の運営の訓練をしてきているので、医療面だけでなく、避難所の運営でも地域の皆さんに貢献したい」と話しています。