能登半島に派遣された愛知の医師「被災者の心のケアが大切」

能登半島地震で被害を受けた石川県穴水町の避難所などで活動している医師は現地では職員の人手が不足しているとした上で、避難が長期化するにつれて被災者の心のケアが大切になると指摘しています。

今回の地震を受けて、愛知県は医師や看護師を現地に派遣していて、このうち精神科医などが心のケアにあたるDPAT(災害派遣精神医療チーム)として1月4日から石川県穴水町の避難所などで活動している愛知県精神医療センターの平澤克己副院長が6日夜、取材に応じました。
平澤副院長は避難している人の様子について「いまは気分が高揚し頑張ろうという気持ちが強い印象だが、今後は疲れやいらだちが出て、眠れなくなるなどの急性のストレス障害を引き起こす恐れもある」と説明しました。
また、避難所や医療機関、高齢者施設などの職員について「本人たちも被災していてすでにギリギリの状態だ。燃え尽きてしまうのを防ぐために外から人手をいれてサポートしないといけないがその人手が全く足りていない」と指摘しました。
その上で「被災者にとって被災地の外にいる人からの声かけも有効で、電話やメッセージで話を聞き、『心配している』という気持ちを伝えるだけでも孤立感が和らぐ」と述べ、避難が長期化するにつれて被災者の心のケアが大切になると指摘しています。