能登半島地震 高校生が募金活動 愛知・春日井

今回の地震を受けて、被災地での炊き出しなどを行っている愛知県春日井市のボランティア団体を支援しようと、地元の高校生が募金活動を始めました。

春日井市に拠点を置く「災害ボランティア愛・知・人」は、東日本大震災の直後から各地の災害で支援活動を続けていて、今回の地震では3日から石川県珠洲市に入り、避難所で過ごす人たちに食糧などの物資を届けたり、炊き出しを行ったりしています。
こうした活動を支えようと、地元・春日井市の中部大学春日丘高校でボランティア活動などをしているクラブの生徒が団体の活動資金を集める募金を4日から始めました。
5日、生徒たちは、高蔵寺駅前で「能登半島支援募金に協力を」と呼びかけ、さまざまな年代の人たちが募金に協力していました。
募金活動を行った生徒は「高校生にできる支援はなかなかないので、募金活動で支援の思いを託したいです」と話していました。
この災害ボランティア団体の活動資金は、募金や寄付などでまかなわれていますが、今回の地震では、食糧や物資の購入などですでに50万円ほどの費用がかかっているということです。
団体の事務局、萬谷裕美子さんは「今回は支援も長期戦になると思います。今できることとして、炊き出しで温かい食べ物を提供して、ひとときでも笑顔になっていただきたいです」と話していました。