名古屋のNPO 石川の被災地へ出発

災害時に、被災地で支援活動に取り組んでいる名古屋市のNPO法人のスタッフらが、3日午前、石川県穴水町に向けて出発しました。

名古屋市東区のNPO法人「レスキューストックヤード」は災害のたびに被災地に入り、支援活動を行っています。
能登地方を震源とする地震を受け、第1陣として、スタッフ2人とボランティア2人の合わせて4人が、3日から10日間の予定で被災地に入ることになり、3日朝、炊き出しに必要な道具や野菜、水、テントなどを車いっぱいに積み込んでいました。
NPOは、2007年の「能登半島地震」の際も、穴水町を中心に長期的な支援を行っていて、今回も穴水町で、被害の状況を調べたり、炊き出しを行ったりする予定だということです。
レスキューストックヤード常務理事の浦野愛さんは「家の倒壊とライフラインの寸断によってトイレや食事もままならず、断続的に続く余震で住民の方の精神もむしばまれている状況だと聞いている。長期的な支援が必要になるので、まず地域の人や行政と協力してどのような支援が必要か把握していきたい」と話しています。
レスキューストックヤードでは、今後も、ボランティアを派遣することにしているほか、被災者の生活支援や活動費の寄付も募っています。