名古屋駅西側の整備計画公表

名古屋駅西側の整備計画案が公表され、この中では、駅前に雲のような形の屋根を設置するほか、屋根や舗装を白で統一し、夜は、プロジェクションマッピングなどもできるようにするとしています。

名古屋市では、リニア中央新幹線の開業に向けて、名古屋駅周辺の再整備の検討を進めていて、26日、駅の西側の整備計画案を公表しました。
それによりますと、駅の利用者などが休憩できる広場を3つ設けるほか、駅とバスターミナルなどとの間には、雨よけや日よけなどのため、屋根を設置するとしています。
雲のような丸みを帯びた屋根は、航空部品などにも使われる繊維強化プラスチック製で、いろいろな大きさや形で「多様性」を表現しているということです。
また、舗装の一部には、愛知県産のレンガを採用し、屋根も含めて、全体を白で統一することで、夜はプロジェクションマッピングなどもできるようにするということです。
このほか、地域の観光やイベントなどの情報を発信する総合情報案内所も設けられる予定です。
名古屋市は、この案に基づいて、2024年度から工事を始め、2026年に愛知県内を中心に行われる「アジア・アジアパラ競技大会」に間に合うように、完成させたいとしています。