ダイハツの工場稼働停止 愛知の部品メーカーにも影響

「ダイハツ工業」の工場の稼働が止まったことで、取引のある愛知県の自動車部品メーカーでも生産ラインを停止するなどの影響が出ていて「必要な部分は補償などを求めていく」としています。

愛知県碧南市に本社を置く自動車部品メーカー「旭鉄工」ではダイハツの軽自動車のエンジンに使う「バルブガイド」という部品を製造しています。
ダイハツ向けの月の売り上げはおよそ1300万円で、売り上げ全体の1%ほどを占めているということです。
メーカーによりますと、ダイハツ側からは取引先向けのオンライン説明会で国内工場の稼働を少なくとも1月末まで止める方針を伝えられたということです。
メーカーでは25日からダイハツ向けの部品を作る生産ラインを停止し、出荷できない在庫やすでに仕入れてしまって長期保管ができない原材料などについて、ダイハツ側と補償の協議を進めたいとしています。
旭鉄工の木村哲也社長は「ダイハツ向けは年間で1億円規模の売り上げがあるので影響は小さくありません。ダイハツ側には今後の見通しを聞きながら必要な部分は補償などを求めていかないといけない」と話していました。