東邦ガス 60万件余の顧客情報が子会社で閲覧可能な状態に

東邦ガスは60万件あまりの顧客情報が会社が定めたルールに反して子会社で閲覧できる状態になっていたと発表しました。
外部への漏えいや情報の不正利用は確認されていないとしています。

東邦ガスによりますと、12月5日までのおよそ1年8か月にわたり、60万件あまりの顧客情報が子会社の「東邦ガスネットワーク」で閲覧できる状態になっていたということです。
閲覧可能だったのは東邦ガスと電気の契約をしている人の氏名、住所、契約プランなどの情報です。
東邦ガスが定めたルールでは個人情報保護の観点からこの子会社はこうした顧客情報を利用できないことになっていますが、社内ネットワークの設定を誤ったため閲覧可能になっていたということです。
子会社に出向中の社員が気づいたということで、外部への漏えいや顧客情報の不正利用は確認されていないとしています。
東邦ガスは「ご迷惑、ご心配をおかけすることになり深くおわび申し上げます。このたびの事態を真摯に受け止めており、お客さま情報の取り扱いに関してより一層の管理徹底に努めます」とコメントしています。