アジア大会 宿泊施設のバリアフリー化補助を愛知県が検討

3年後に愛知県内を中心に開かれる「アジア・アジアパラ競技大会」に向けて愛知県の大村知事は、県内にあるホテルなどの宿泊施設について、バリアフリー化にかかる費用を補助する制度を設立するため、大会に関係する自治体と協議を進めていることを明らかにしました。

大会に向けて、大会組織委員会が競技会場や宿泊施設などで年齢や障害の有無にかかわらず、誰もが安全で快適に楽しめる大会にするための指針「アクセシビリティ・ガイドライン」を12月にまとめています。
一方で、このガイドラインでは通路の幅などのバリアフリーの基準が具体的に示されていますが、大会開催までにどのくらい整備を進められるかが課題となっています。
このことについて、愛知県の大村知事は18日の記者会見で「アスリートだけでなく、観戦に来られる方も含めてバリアフリーの街をつくらないといけない」と述べました。
その上で「県と関係の自治体で協議を進めているところだが、宿泊施設などが必要な設備の改修を行政としても積極的に補助をしていきたい」と述べ、ホテルなどの宿泊施設に対して、バリアフリー化にかかる費用を補助する制度を設立するため、協議を進めていることを明らかにしました。