愛知県豊明市が保育士目指す市民を支援


愛知県豊明市は、保育士などが増えて子育ての環境が充実するよう、令和6年4月から、市民が社会人選抜で短期大学に入学し保育士免許を取得する際の授業料の一部を支給することなどを決めました。

支給対象となるのは、豊明市の市民が、市内にある桜花学園大学か系列の名古屋短期大学に社会人選抜を経て入学し、保育士や幼稚園教諭の免許を取得する際の授業料の一部です。

短大と大学を運営する学園によりますと、入学金を除いた授業料などは年間でおよそ110万円かかるということで、市は令和6年4月から対象となる市民に年間で12万円を支給します。

また、学園としても、対象となった市民の授業料などを半額免除し短大では最大で66万円余り安くなるということです。

市は卒業後も支援を続け、免許を取得して市内の私立の保育園や幼稚園などに勤務した場合、最大で3年間で72万円を支給するということです。

豊明市によりますと教育機関と連携して支援を行う取り組みは全国的にも珍しいということで、市こども保育課では「社会人になってから学び直しをする市民は志が高い方が多く、支援を行うことで保育士などが増えて質があがることを期待したい」と話しています。