アジア・アジアパラ競技大会 施設基準などのガイドライン公表

3年後に愛知県内を中心に開かれる「アジア・アジアパラ競技大会」を、年齢や障害の有無にかかわらず、誰もが楽しめるものにするための施設の基準などを定めたガイドラインが公表されました。
ガイドラインでは誰もが安心して安全に利用できるよう、競技会場の通路やエレベーターの入り口の幅のほか、スロープの傾斜、同伴者用の座席の数などの基準が、細かく定められています。
またバリアフリートイレについては、車いすの利用者が出入りしやすいよう、開けた扉が自動的に閉まらない機能をつけることや、視覚障害者のために音声案内ではトイレの入り口の場所だけでなくトイレ内の手洗い場などの位置関係も案内することが望ましいとしています。
ガイドラインは、愛知県と名古屋市、それに大会組織委員会のホームページで全文と概要版が公開されています。
大会組織委員会では、このガイドラインをもとに、競技会場などのバリアフリー化を進めたい考えですがガイドラインは、あくまで「目安」と位置づけられているほか、大規模な改修が難しい施設もあり、3年後に向け、どの程度、施設の整備を進められるかが課題となります。