悪質ホストクラブ高額請求など受け一斉立ち入り 名古屋

悪質なホストクラブを利用した女性客があとから高額な料金を請求されるなどのケースが相次いでいることなどを受けて、警察と労働局は、実態を把握するため、15日、名古屋市内のホストクラブに一斉に立ち入りを行いました。

警察や労働局によりますと、悪質なホストクラブを利用した女性客があとから「売掛金」として高額な料金を請求され、返済のために売春させられるほか、従業員の賃金が適切に支払われないなど、ホストクラブをめぐるトラブルが全国で相次いでいるということです。

こうした中、警察と労働局は、こうした実態を把握するため、昨夜、名古屋市中心部の繁華街、栄地区などにある店舗に一斉に立ち入りを行いました。
立ち入りで警察は、メニュー表に料金が明示されているかどうかや、18歳未満の入店の禁止が徹底されているかなどを、労働局は、従業員の賃金や労働条件を示した書類などが適切に作成されているかどうかなどをそれぞれ確認しました。
また、「違法行為は厳正に処罰する」などと書かれたチラシも配りました。
愛知県警察本部保安課の國光慎一次長は「違法な営業手法は徹底的に取り締まっていく。客引きやぼったくりなど違法行為があれば警察に相談してほしい」と話していました。