空自小牧基地 上司らに侮辱繰り返した隊員を停職の懲戒処分

航空自衛隊小牧基地に勤務する隊員が上司や先輩の隊員に対する侮辱などを繰り返して精神的苦痛を与え、職場環境を悪化させたとして停職6か月の懲戒処分を受けました。

懲戒処分を受けたのは航空自衛隊第5術科学校に所属する女性の防衛教官です。
勤務する小牧基地によりますとこの教官は令和2年11月ごろから令和3年3月ごろにかけて、上司や先輩の隊員3人に対して名誉を毀損する発言や侮辱を繰り返したということです。
教官はほかの隊員の前や複数の隊員あてに送ったメールの中で侮辱などを繰り返していて隊員3人のうち2人が精神的苦痛から体調不良になるなどしたということです。
教官は航空自衛隊の聞き取りに対し「上司や先輩から服装について厳しく指導されたことが不満だった。申し訳なかった」と話しているということで、航空自衛隊は教官の発言が職場環境を悪化させたとして停職6か月の懲戒処分にしました。
一方、上司らの指導には問題がなかったとしています。
航空教育集団の西谷浩一司令官は「このような違反行為が発生したことは誠に遺憾です。今後も、隊員に対する教育や指導を実施し、服務規律の維持、徹底に努めてまいります」とコメントしています。