国の歩行空間モデル都市に三重・四日市が選ばれる

三重県四日市市の中心部の中央通りで、スケートボードのコースを設置する社会実験などが行われたことを受け、国は歩行空間を活用してスポーツを楽しめるモデル都市に四日市市を選び、支援することを決めました。
四日市市では去年秋、市中心部のにぎわいを生み出そうと、中央通りの中央分離帯にスケートボードのコースを設置したり、飲食店を出店したりする社会実験を行いました。
一方、国は、アーバンスポーツへの関心が高まる中、街なかのオープンスペースを活用して気軽にスポーツを楽しめる場をつくる事業を進めていて、社会実験が行われた四日市市を、歩行空間を活用した取り組みを行うモデル都市に選び、支援することを決めました。
具体的にはまず、来年1月から2月にかけて、国道1号線からJR四日市駅の間のおよそ600メートルの区間や市役所の東側の広場で実証のためのスポーツイベントを行う予定だということです。
スポーツの種目は現時点で決まっておらず、国と市では今後、市民参加型のワークショップなどを開き決めたいとしています。
四日市市都市整備部は、「再開発の取り組みを国に評価してもらいうれしいです。スポーツで中心市街地を活性化し、四日市の知名度も上げたい」と話していました。