名古屋 救急出動すでに過去最多を更新

ことし(R5)名古屋市内で救急隊が出動した件数が、今月13日の時点の速報値で、14万7000件を超え、過去最多を更新しました。市消防局では、本格的な忘年会シーズンに入り急性アルコール中毒での搬送が増えるおそれがあるとして、注意を呼びかけています。
名古屋市消防局によりますと、ことし救急隊が出動した件数は、今月13日の時点の速報値で14万7000件を超え、過去最多だった去年の(R4)14万6609件をすでに上回っています。
市消防局によりますと、ヘルパンギーナなどの子どもの感染症が多かった影響で10歳未満の搬送者数は11月末の時点で、去年より21%増えておよそ8000人にのぼっているということです。
また、65歳以上の搬送者数も、去年より8%多いおよそ7万5000人で、市消防局では、新型コロナの5類移行で屋外での活動が増え、転倒してけがをするなどのケースが増えているとしています。
市消防局は、例年、冬場は、温度差で心臓などに負担がかかる「ヒートショック」での搬送が多くなる上、新型コロナが5類に移行して初めての忘年会シーズンに入り急性アルコール中毒で搬送されるケースが増えるおそれがあるとして、注意を呼びかけています。