中学生が最新技術を学ぶ授業 名古屋

名古屋市が来年度から本格的に小中学生向けのキャリア教育を始めるのを前に、中学生にドローンなどの最新の技術を学んでもらう授業が行われました。

名古屋市教育委員会は、小中学生にいろいろな職業を知ってもらい自分らしい生き方について考えてもらおうと、来年度から市立のすべての小中学校で授業などに「キャリアタイム」を設けることにしています。
これを前に、市内の中学校で2年生の生徒65人がドローンと3Dプリンター、それに商品開発の3つのコースに分かれ、企業の担当者や大学の専門家の授業を受けました。
このうちドローンのコースでは、基本的な知識を学んだ後、実際に農薬の散布などで使うプロ用のドローンの操縦を見たり、自分たちでも操縦したりしていました。
また、3Dプリンターのコースでは、講師がアルパカの模型を生徒たちの目の前で出力すると、生徒たちはプリンタの動きを興味深そうに見ていました。
参加した生徒は「もともと3Dプリンターに興味はありましたが、実際に見るのは初めてで、より関心が強くなりました」と話していました。
また、別の生徒は「工業系の進路に進みたいと考えていたので、実際に体験できてとても参考になります」と話していました。
名古屋市教育委員会は14日の授業を参考に、来年度からどのように「キャリアタイム」を実施するか検討を進めることにしていて、市内にある企業や大学から講師役の募集もしています。