長篠の戦いの舞台 設楽原決戦場跡で馬防柵を修繕 愛知 新城

長篠の戦いの舞台となった愛知県新城市の設楽原決戦場跡で、再現された馬よけの柵「馬防柵」を修繕する催しが行われ、地元の人や歴史ファンなどが訪れました。

織田・徳川の連合軍が武田の騎馬隊を破った長篠の戦いの決戦の場となった新城市では、武田軍の侵攻を防いだとされる馬よけの柵「馬防柵」が再現されています。
「馬防柵」はおよそ4メートルの木を格子状に組み合わせて作られていて、これまで地元の「設楽原をまもる会」が定期的に修繕してきました。
会のメンバーの高齢化もあって、去年からは東三河県庁が歴史ファンなどのボランティアを募り修繕を手伝ってもらっていて、9日は県内のほか、神奈川県や静岡県からおよそ20人が集まりました。
参加者は古くなった「馬防柵」の木を抜いて運んだり、会のメンバーから木を組み合わせる方法を教えてもらいながら作業にあたっていました。
愛知県半田市の30代の女性は「若い世代がもっと参加して作業を教えてもらい、こういった催しが末永く続くといいと思います」と話していました。
「設楽原をまもる会」会長の今泉研吾さんは「ボランティアの方が来てくれるのは本当にうれしい。会のメンバーも減っているので、興味を持ってくれる人が増えることを期待しています」と話していました。