「桶狭間の戦い」に関連して 歴史の一場面を再現 愛知 豊明

「桶狭間の戦い」に関連して、味方の数を多く見せようと、たくさんのちょうちんをともしたという歴史の一場面を子どもたちが再現する催しが、愛知県豊明市で開かれました。

この催しは、地域の歴史を広く知ってもらおうと、豊明市の教育委員会や市民団体、それに三菱UFJ銀行が企画し、小学生や保護者などおよそ100人が参加しました。
午後4時ごろに集まった参加者たちは、まず、「桶狭間の戦い」に関連して、今川軍についた地元の沓掛城主が敵の織田軍に対抗して味方の数を多く見せようと城の近くにたくさんのちょうちんをともしたと伝えられていることや、地元には今も「提灯山」という地名が残っていることなどを学びました。
その後、それぞれがちょうちんを手に持って、沓掛城跡から「提灯山」付近まで練り歩きました。
会場にはおよそ200個のちょうちんがともされ、参加者たちは、戦国時代の歴史と重ね合わせながら景色を楽しんでいる様子でした。
参加した小学4年生の児童は「戦いのときにこんなふうに味方を多く見せたんだと知り、すごいと思いました」と話していました。