アユなど食害 岐阜県がコクチバス駆除で対策案

ブラックバスの一種「コクチバス」によるアユなどの食害を防ごうと、岐阜県は、長良川水系では2025年度中に生息が確認されなくなることを目指して駆除を進めるなどとした対策案をまとめました。

北アメリカ原産の肉食の淡水魚「コクチバス」は、ことし5月以降、岐阜県内の川やため池で見つかりアユなどの食害が懸念されていることから、県は、駆除するための総合対策の案をまとめました。
この中では、長良川水系では2025年度中に、木曽川と揖斐川の水系では2027年度中に、生息が確認されなくなることを目標にしています。
そのための対策として、水中に電気を流し、魚をしびれさせる「電気ショッカー船」を4隻購入して駆除を進めるほかコクチバスの生息情報と駆除の結果を地図上でデータベース化し、共有するなどとしています。
このほか、県の農政部に対策チームを設けるなどして体制を強化するということです。
県は、この案について河川管理者の市町村などからも意見をきいた上で、今年度中に対策をまとめることにしています。