中学生が自転車の安全運転呼びかけ 愛知・刈谷

後を絶たない自転車の事故を防ごうと、愛知県刈谷市では6日朝、中学生たちが通学路に出て自転車の安全運転を呼びかけました。

この呼びかけを行ったのは、刈谷市立依佐美中学校の生徒会の「交通安全委員会」に所属する生徒たち18人です。
この中学校では、ほとんどの生徒が自転車で通学しているということで、交通安全委員会の生徒たちは、6日朝7時半から学校近くの通学路に警察官とともに出て、▼「曲がり角ではスピードを落とそう」とか、▼並走しないように「1列」などと書かれたカードを持って自転車の安全運転を呼びかけました。
愛知県警察本部によりますと、県内で令和5年に入ってから5日までに自転車が関係する交通事故で死亡した人は24人で、令和4年の同じ時期と比べて6人増えているということです。
このうち、通学中に自転車に乗っていた高校生が車にはねられて死亡した事故もあったということです。
呼びかけをした女子生徒は「1列で走ることを心がけてくれている生徒が多いと思います。これからもみんなが安全に登校できるように呼びかけていきたいです」と話していました。
刈谷警察署の武田謙次交通課長は「自転車で並走することは違反になります。こうした取り組みが広まってほしいです」と話していました。