愛知県 県民栄誉賞の藤井八冠に伝統工芸品のすずり箱など贈呈

愛知県は、将棋の藤井聡太八冠に対し県民栄誉賞を贈ることにしていますが、11月に行う表彰式で、県の伝統工芸品のすずり箱とすずりを贈ることになりました。

愛知県は、将棋界で史上初の八大タイトル独占を達成した藤井聡太八冠に対し、県民栄誉賞を贈ることにしています。
大村知事は27日の記者会見で、表彰式を11月30日に行い、県の伝統工芸品に指定されている「尾張七宝」の「彩釉七宝杜若文硯箱」と、新城市の「鳳来寺硯」を贈ることを明らかにしました。
愛知県は藤井八冠が六段に昇段した際にも特別表彰を行っていて、副賞として、同じく伝統工芸品の「豊橋筆」を贈っていて、大村知事は「揮ごうされる際には、地元あいちを身近に感じていただき、思いを書き記していっていただければと思います。表彰式では一層の飛躍をご期待する気持ちをお伝えしたい」と述べました。
愛知県民栄誉賞は、これまで元フィギュアスケート選手の浅田真央さんと元プロ野球選手・監督の星野仙一さん、元レスリング選手の吉田沙保里さんに贈られていて、藤井八冠が4人目となります。