東海テレビ放送 容疑者として放送した写真が別人とわかり謝罪

名古屋市に本社を置く東海テレビ放送は、名古屋市中区のマンションの1室から遺体が見つかった事件のニュースの中で、死体遺棄の疑いで逮捕された容疑者として放送した顔写真が別人のものだったと明らかにし、謝罪しました。
東海テレビ放送によりますと、名古屋市中区新栄のマンションの部屋のクローゼットの中から男性の遺体が見つかった事件のニュースの中で、死体遺棄の疑いで逮捕された容疑者とはまったく関係ない人の写真を容疑者の顔写真として放送したということです。
写真は、24日から25日にかけて全国放送とローカル放送であわせて8回放送し、放送後、写真を使用された本人から系列のフジテレビに連絡があったことで、別人と分かったということです。
顔写真は旧ツイッター「X」を通じて入手し、容疑者を知るとされる複数の関係者に確認作業を行ったということです。
またこれまでに全国放送とローカル放送で、あわせて3回訂正を行い、会社のホームページに訂正とおわびを掲載したということです。
東海テレビ放送は、「ご本人をはじめ、関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます。原因を詳しく調べるとともに、二度とこのようなことが起こらないよう、チェック体制を強化し、再発防止に努めてまいります」などとコメントしています。