大雪で立ち往生受け 中日本高速 対策強化

中日本高速道路はことし1月の大雪で、多数の車が丸一日以上立往生したことを受けて、雪による通行止めの際に、車がさらに入らないように遮断機の数を増やすなど、大雪への対策を強化することになりました。

中日本高速道路は、ことし1月下旬の大雪で、新名神高速道路の三重県から滋賀県にかけての下り線で、多数の車が丸一日以上立往生したことを受けて、この冬に向けた対策をまとめました。

具体的には、大雪による通行止めの際に車が高速道路にさらに入らないようにする遮断機を、新たに6つのインターチェンジに設置するほか、車両が立往生した時に、早く車を移動させるため、人の力で開け閉め可能な中央分離帯のガードレールを18か所増やすとしています。
また、ことし1月の立往生では、路面の氷の除去作業に時間がかかり、通行止めの解除が遅れたことから凍結のおそれがある場所に、ふだんはトンネルの清掃に使う、およそ80度の温水を噴射できる車両を待機させるとしています。

中日本高速道路の小室俊二社長は「場合によっては通行止めもちゅうちょせず行い、大規模な車両の滞留を徹底的に回避する方針だ」と述べました。