三重・熊野 コロナの影響収まり4年ぶりにどぶろくふるまう

三重県熊野市の神社で氏子の人たちが作ったどぶろくを奉納する「どぶろく祭」が行われ、4年ぶりに参拝者にふるまわれました。

鎌倉時代から続く熊野市の大森神社は毎年、豊作に感謝する秋の例大祭を行っていて、氏子の人たちがその年の新米で仕込んだどぶろくを奉納することから「どぶろく祭り」として親しまれています。
ことしは新型コロナウイルスの影響が収まったことから4年ぶりに参拝した人たちにどぶろくがふるまわれました。
湯呑には1か月ほどかかけて発酵させた白く濁ったどぶろくが注がれ、参拝した人たちはおいしそうに味わっていました。
70代の女性は「のどに引っ掛かりがなくて、フルーティーですごく飲みやすいです」と話していました。
氏子総代長の西正司さんは「4年ぶりにどぶろくの振る舞いができてうれしいです。まろやかで飲みやすいどぶろくが出来ているので喜んでお帰りになってもらえると思います」と話していました。