愛知・大村知事「県民の日学校ホリデー」 課題改善し定着を

21日から始まる「あいちウィーク」の期間、中学校などを1日休みにする「県民の日学校ホリデー」について、愛知県の大村知事は「休みを分散し休み方や働き方を改善する一助にしたい」と述べた上で、制度の定着に向け課題を洗い出し改善していく考えを示しました。

21日から始まる「あいちウィーク」の期間中、幼稚園と学校が自由に休みの日を指定できる「県民の日学校ホリデー」が設けられ、県によりますと、9割の学校が24日、残り1割の学校が27日を休みにするということです。
これについて大村知事は記者会見で「盆、正月などの休みに観光や帰省が集中し弊害が目立っていたので、休みを分散し、休み方や働き方を改革する一助にしたい。学校の先生など、ふだん休みづらい人に休んでもらいたい」と述べました。
一方、県が開所するよう求めている保育園やいわゆる学童保育などの施設の職員が休めないという状況について「全員が休むのは無理で、子どもたちの受け皿は必要なので、申し訳ないが別の日に必ず代休を取ってもらうなど、各現場で工夫していただけるとありがたい。制度を定着させるため出てきた課題を改善し、来年以降に結びつけたい」と述べました。