技能五輪とアビリンピックの全国大会愛知で始まる

全国の若手技術者がものづくりなどの技を競う「技能五輪」と障害のある人たちの「アビリンピック」の全国大会が17日午後、愛知県で開幕するのを前に、常滑市の会場では「電子機器組立て」の競技が始まりました。

技能五輪の全国大会は、全国の若手技術者が機械の組み立てや金属加工など41の職種で技術を競うもので、ことしから3年連続で愛知県で開催されます。
ことしの全国大会にはおよそ1000人が出場する予定で、メイン会場となる常滑市の愛知県国際展示場では、開会式を前に、午前中から「電子機器組立て」の競技が始まりました。
この競技には、電機メーカーの社員や高校生など46人が出場し、スマートフォンやロボットなどに欠かせない電子機器の設計や製作などに必要な知識や技能を10時間かけて競います。
選手たちは、同僚たちに見守られながら真剣な表情でパソコンに向かい、プログラムの設計に取り組んでいました。
技能五輪の全国大会は、今月21日まで、愛知県を中心に13の会場で競技が行われます。
また、アビリンピックは、19日まで25の競技におよそ370人が出場する予定です。