商業施設で児童虐待防止呼びかけ 愛知 北名古屋

今月は「児童虐待防止推進月間」です。愛知県北名古屋市の商業施設では、子どもへの虐待防止を呼びかける啓発活動が行われました。

15日に北名古屋市の商業施設で行われた啓発活動には、市の職員など20人余りが参加しました。
虐待防止のシンボルマーク、オレンジリボンが印刷されたジャンパーを着た職員らは、店を訪れた人たちに、「こどもを虐待から守るのに理由はいらない」「まずは連絡189」と書かれたチラシやウェットティッシュなどを手渡しながら、子どもへの虐待防止を呼びかけていました。
愛知県によりますと、昨年度、子どもが親などから虐待を受けたとして児童相談所が相談を受けて対応した件数は9676件で、このうち、子どもへの暴言や子どもの前で家族に暴力を振るうなどの「心理的虐待」が4127件と全体の6割を占めています。
北名古屋市家庭支援課の石黒真美課長は「大きな泣き声が続いたり、子どもを外に放置しているなど、虐待が疑われる場合は迷わず189に連絡をお願いします。通報は匿名でできるので安心して連絡してほしい」と話していました。
児童虐待の相談を24時間受け付ける無料の全国共通の専用ダイヤルは、いちはやく「189」です。