三重・四日市 “きんてつ鉄道まつり”大勢の人でにぎわう

子どもたちが車掌など鉄道の仕事を体験ができる催しが三重県四日市市で開かれ、大勢の家族連れでにぎわいました。

「きんてつ鉄道まつり」と銘打たれたこの催しは、毎年、この時期に開かれていて、会場の四日市市の塩浜駅の隣にある車庫には、11日、親子連れなど大勢の人が訪れました。
会場には、鉄道の仕事を体験できるコーナーが設けられ、このうち車掌のコーナーでは、子どもたちが電車の運転席に乗り込み、現役の車掌に説明を受けながら車内アナウンスやドアの開け閉めを体験していました。
また、線路の点検作業などのコーナーでは、子どもたちはヘルメットと作業服を身につけ、線路のゆがみを調べたり、レールを交換したりする手順を体験していました。
さらに会場では、役目を終えた線路の部品などが販売され、買い求める鉄道ファンで混雑していました。
このほか、NHK津放送局が制作した三岐鉄道北勢線と四日市あすなろう鉄道内部線の車両や沿線の風景を8Kによる高精細の映像で撮影した番組も上映されました。
3歳の息子と訪れた津市の30代の女性は、「車掌さんの話が聞けたり、車両が間近で見られたりして子どもも楽しそうで来てよかったです」と話していました。
この催しは12日も午前10時から午後3時まで開かれます。