インフルエンザ感染者が急増 名古屋の小児科も対応追われる

名古屋市瑞穂区にある小児科のクリニックでは、2週間ほど前の先月下旬からインフルエンザと診断される患者が増え、多い日には20人近くにのぼっているということです。
10日も朝から発熱やせき、鼻水などを訴える子どもが次々に受診しました。
このうち16歳の男子高校生は、10日朝から39度を超える高熱と頭痛、体のだるさがあり、簡易キットでの検査で、A型のインフルエンザとわかりました。
クリニックには、インフルエンザのワクチンを接種する子どもも多く訪れていて、1歳半の双子を連れた母親は「インフルエンザがはやっていると聞いて、かかる前にと思い、打ちに来ました。子どもたちはまだ一度もかかったことがないので、接種できて安心しました」と話していました。
「ひばりがおかこどもとアレルギーのクリニック」の平林靖高院長は「これから冬に向けて空気もより乾燥し、ウイルスにとってもいい環境になるので、さらに流行する可能性が高いと思う。新型コロナに対して行っていた『3密』を避けること、マスクと手洗いを徹底し、ワクチンの接種をできるだけ早く受けていただきたい」と話していました。