愛知・知多 民間訓練施設で育てられた「嘱託警察犬」の審査会

民間の訓練施設で育てられ、行方不明者の捜索などで警察に協力する「嘱託警察犬」の審査会が愛知県知多市で開かれています。

嘱託警察犬は、ふだんは民間の訓練施設で育てられ警察の要請を受けて行方不明者などの捜索に協力しています。
審査会は7日から知多市の「新舞子マリンパーク」などを会場に2日間の日程で行われ、7日の審査には28頭のシェパードが参加しました。
犯人の足跡を追跡する審査では、犯人にふんした警察官が残した足跡を遺留品の手袋をもとに地面に鼻を近づけてにおいをたどり、警察官が残した木片を拾い当てていました。
警察によりますとことしは10月末までに、嘱託警察犬が行方不明者の捜索などに出動したケースがあわせて13件にのぼったということです。
審査会に参加した訓練士は「意欲的な子できょうも真面目に取り組んでくれたのでよくがんばったと伝えたいです。行方不明者の方の手がかりを少しでも見つけられるようにがんばりたいです。」と話していました。
愛知県警察本部鑑識課の鈴木篤司課長補佐は「ことしもしっかりと訓練された優秀な犬が来てくれています。高齢社会が進むにつれて行方不明者の届け出も増えているので、嘱託警察犬の活動に期待しています」と話していました。