現代美術の若手作家の作品集めた展覧会 愛知 西尾

現代美術の若手作家の作品を集めた展覧会が、愛知県西尾市で開かれています。

この美術展は若手作家の発掘・育成を図るとともに、多くの人に文化や芸術にふれてもらおうと、愛知県などでつくる実行委員会と西尾市が開いています。
西尾市内の博物館や寺など6か所に、11組の作家がおよそ30の作品を展示しています。
このうち、康全寺に展示されている大東忍さんの「かつての騒ぎと今日の踊り」という作品は寺に1か月間こもり、木炭で部屋のふすま20枚に直接、書いて仕上げました。
静まりかえった西尾市の住宅街で、街灯をスポットライト代わりに大東さん自身が大好きな盆踊りを踊る姿などが、濃淡をいかした繊細なタッチで描かれています。
また、博物館「西尾市岩瀬文庫」の一角に展示された神農理恵さんの「朝のひかり、昼のひかり、夜のひかり、」は、9メートル四方の斜面につくった作品で、鉄板とステンレスを切り貼りして西尾市内を流れる川をイメージしました。
実行委員会の副田一穂さんは「会場が分かれているのでまち歩きをしながらいろんな作品を楽しんでほしい」と話しています。
この展示会、「なめらかでないしぐさ 現代美術 in 西尾」は11月5日まで開かれています。