愛知県警 交通死亡事故ワースト返上目指し安全運転宣言

愛知県で交通事故の死亡者数が全国ワーストとなる中、名古屋市内でトラックドライバーと警察官などが参加した交通安全の総決起大会が開かれ、参加者全員で安全運転を心がけることを宣言しました。

愛知県では24日までに交通事故で死亡した人が120人と全国ワーストになっています。
25日は名古屋市緑区の大高緑地にトラックドライバーや警察官など、あわせて200人余りが集まり、交通安全の総決起大会が開かれました。
大会ではまず、愛知県トラック協会知多支部の青木均支部長が「本当に厳しい事故情勢で、事故防止に尽力していきたい」とあいさつしました。
そして、トラックドライバーの代表が緑警察署の伊藤知永署長に安全運転の宣言書を手渡したあと参加者全員で「お年寄りや子どもを事故から守ろう」とか、「飲酒運転を撲滅しよう」などと声をあわせて宣言しました。
愛知県内の2022年までの5年間の交通事故の死亡者数を月別でみると、11月が最も多くなっていて、これから年末にかけて運送業などの職業ドライバーの事故が増える傾向もあるということで、緑警察署の伊藤署長は「本当に危機的な状況だと感じている。これから夕暮れが早くなり視界も悪くなるので、歩行者や自転車に気をつけて運転してほしい」と話していました。