多様な学びの場 フレキシブルハイスクール開校へ愛知県教委
愛知県教育委員会は、不登校を経験した生徒などが学びやすいよう、県内の4校の全日制課程を単位制に改編し、併設した通信制と昼間の定時制の間を柔軟に行き来できる「フレキシブルハイスクール」として、再来年4月に開校させることを発表しました。
愛知県教育委員会は、不登校を経験した生徒など多様なニーズをもつ生徒の学びの場として、再来年4月、佐屋高校、武豊高校、豊野高校、御津あおば高校の4校に通信制と小規模の昼間の定時制を併設することにしていました。
これについて、県教育委員会は23日、全日制課程を単位制に改編し、通信制と定時制との間を柔軟に行き来できる「フレキシブルハイスクール」として4校を開校させることを発表しました。
4校では学校内のほかの課程に「転籍」することや、在籍する課程とは別の課程の授業を選択し、卒業に必要な単位を取得することができるということです。
また、通信制のスクーリングは原則、平日に行い、スクーリングがない日にも登校して教員に質問したり、自習したりすることができるということです。
大村知事は記者会見で「不登校の経験者など、多様な学習ニーズを持つ生徒が自分のペースで将来に向かって学べる学校を設置することで、誰1人取り残さない学びの環境を実現していきたい」と述べました。