名古屋刑務所で「矯正展」

愛知県みよし市の名古屋刑務所では、受刑者が作った製品を販売などを行う「矯正展」が21日から開かれ、22日も午前中から多くの人が訪れています。

ことしで33回目となる「東海北陸・みよし矯正展」は、再犯防止に向けた取り組みなどを広く知ってもらおうと名古屋刑務所で21日から開かれていて、22日も午前中から多くの家族連れや地元の人が訪れています。
会場では、刑務所で作られたパンのほか、箸などの木工製品、それにカバンなどが販売され、その売り上げは犯罪被害者の支援などに使われるということです。
また、名古屋刑務所内の見学ができるほか、刑務作業として行われているステンドグラス作りなどが体験できるコーナーもあり、豊田市から訪れた親子は「子どもたちがふだん触れられないことに触れられるので、勉強にも、いい刺激にもなると思います」と話していました。
名古屋刑務所の伊藤貴広作業専門官は「受刑者はやったことがない作業を学び、一からものを作っていて、それが社会復帰にもつながればと思っています。そうした製品を大事に使っていただければ」と話していました。
矯正展は22日午後3時まで開かれます。